近年、働き方の多様化が進むと共に、企業のグローバル化も進んでいます。
そんな中で、日系企業ではなく「外資系企業へ就職したい」と考える人も増えています。
今や良く聞く様になった「外資系企業」ですが、いったい外資系とはどんな企業のことを言うのでしょうか。
外資系のメリットをあげていく前に、まず「外資系とは何か」についてお話してみましょう。
外資系とは
「外資系」とは、つまり「外国資本が入っている企業」のことです。
誤解も多いのですが、「海外の企業だから外資系」という訳ではありません。
日本の企業でも、一定割合で海外資本が入っていれば「外資系」と呼ばれることもあります。
「外国資本が何パーセントから外資系になるか?」は良く聞く質問なのですが、
実は割合については決まっておらず、定義については曖昧になっているのが現実の様です。
外資100パーセントの企業もあれば、日本企業と海外企業で
50パーセントずつ資本を持っていることもあり、実態は様々であると言えるでしょう。
近年はM&Aで日本企業が外国企業の傘下になることも珍しくなくなってきました。
有名なのは、自動車メーカーである「日産」でしょう。
現在は外国企業に出資も行い、自身も積極的なM&Aを行っています。
日産は日本企業というイメージがありますが、経営は完全に外国人が行っています。
現社長 カルロス・ゴーン
外資系企業が増えてくると
日本に外資系企業が増えるにつれ、外資系企業へ就職したいという日本人も増えてきました。
企業によっては、外資系でも「日本企業とあまり違いがない」ということもありますが、
やはり「日本企業とははっきり異なる」という面がある外資系も多くなってきています。
外資系企業は「外国人と渡り歩かなくてはいけない為、言語や文化の問題を乗り越えなくてはならない」
「合併している場合、日本の方が低く見られる可能性もある」などの問題もありますが、
徹底した実力主義であることも多いので、「自分の力を存分に試したい」と考える人が多いです。
英語に関しては、必要とされる企業とそうでない企業がありますが、
必要とされる場合は英語力を発揮する機会にも恵まれますので、やりがいも出てくるはずです。
必要とされない企業でも、日本企業に比べて外国の方と接する機会が多いので、最低限でも初級レベルの日常会話程度は理解しておく必要があります。
参考:初心者│日常英会話教材|産経オンライン英会話
日本企業にもたくさんのメリットがありますが、
外資系企業にも様々なメリットがあり、外資系だからこそできる仕事も。
就職や転職を考える理由に「仕事へのやりがい」を挙げている人は、
外資系について考えてみてはいかがでしょうか。
厳しい面も非常に大きい外資系ですが、自分がやったことをそのまま評価してもらえるのも外資系です。