転職を考えている人なら、やはり「すぐにでも内定を取り付けたい」と思うのが本音でしょう。
先に仕事を辞めてしまっている人ならなお更です。生活のことを考えれば、内定先を決めてから仕事を辞めるのが正解ですが、そうは巧くいかないこともたくさんあります。
仕事を続けていることで、気持ちに甘えが出てズルズルと転職を先延ばしにしてしまうかもしれません。
また、転職先によっては、仕事を続けていることが不利になる可能性も出てきます。
仕事を続けていると、退職の時期と新しい会社に入社する時期を調整しなければなりませんので、新しい会社としては「できればすぐに来てもらえる人を雇いたい」と言うのが本音。
それが解っているからこそ、会社を辞めて転職活動をする人も出てくるのです。
これで仕事がすぐに決まれば良いですが、それがすぐに叶うとは限らないのが転職の世界。
今、日本は空前の不景気で、お給料だって右肩上がりが保証されている訳ではありません。
どこも最低限の人数で仕事をしていますので、求人が出たとしても本当に少ない数です。
その難関を潜り抜けるのは容易なことではないでしょう。
気持ち的には「落ちて当たり前」くらいの余裕がほしいところです。
もちろん、受かる為に最大限の努力をするのは当たり前です。
どんな就職試験だって、受かる為に受けるのです。
ですが、この時代に簡単に転職ができるとも限らないのも事実。
すぐに転職が成功しないのは、実力がないとか努力が足りないとか、そういうことではありません。
今、この時代の中で、簡単に仕事を決めることができる人はそういないでしょう。
そのことで苦しんでいる人は、きっと大勢いるのではないでしょうか。
結果を焦らないことです。
焦ってもすぐに結果を出すことができるとは限りません。
むしろ、焦るあまりに自分が見えなくなってしまい、チャンスを逃す人も出てくるでしょう。
まずは自分を信じること。
そして、自分を信じた上で努力をしていくこと。
それさえ心がけておけば、必ず良い結果を手に入れることができるはずです。
今、外資系でバリバリ働いている人だって、すべての人がすんなり仕事が決まった訳ではないでしょう。
それぞれ苦労をして、その上で結果を出したからこそ今があります。
「転職したいけれど、なかなか仕事が決まらない・・・」と言う人は、「今が踏ん張り時」と思いましょう。
悪い時はいつまでも続きませんので、「いつか努力が報われる日が来るさ」くらいの気持ちでいた方が楽です。