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転職のことは内密に

どのように転職活動を行うのか

現在の仕事を続けながら転職を目指す時に課題となるのは、今の会社に転職活動をしていることをどう説明するかについて。
これは、できれば言わないようにしたほうがいいでしょう。転職というのは、その会社を捨てて、他の会社へ行くわけですから、残された人たちにとってはあまり気分のいいものではありません。

とくに外資系への転職を目指すくらいの人ですから、優秀な人材なのでしょう。
そうなると、いくつかのマイナスな反応が予想されることになります。

まず一つ目は、「引き止め」
転職を目指して活動中、ある日上司に呼び出された。何かと思ったら、どうにかこの会社に残ってくれないかという説得をされたという人がいます。
それでも、その分給料を上げるなどの条件がつくなら、まだ検討の余地があるでしょう。しかしその人が受けた引き留めは、そのような条件は一切なし。
ただ、「残ってほしい」と懇願されただけだそうです。転職を決意したということは、その会社に何らかの不満を感じたからです。それにもかかわらず、条件は今のままで残ることなんでできるわけがありません。これでは、忙しい転職活動中にやっかいなことが増えただけですよね。

二つ目は、さらにやっかいなケース。
それは、「転職活動の足を引っ張ろうとする人」です。きっとそのようなことをする人は、転職したいけれど勇気がないのでしょう。そして、積極的に動くことのできるあなたがうらやましいのだと思います。
このようなタイプの人は、本当に困ったものです。普段の仕事の中でも、やたらと突っかかってくるようになったり、他の人に悪口を言ったり。大人げないことこの上ないですが、身近にこのような人がいることはかなりのエネルギーを消耗するものです。
さらに悪質な場合には、転職が不利になるようなデタラメのうわさを、インターネット上に書き込まれてしまうという事件も起きています。

トラブルから身を守るために

今の時代は、あらゆる情報をインターネットで調べることができます。
企業が採用活動をする時も、応募者の情報をインターネットを使って集めるということが頻繁に行われているようです。

ここで、悪いうわさが出てしまっては、イメージは大幅にダウンしてしまいます。
それが真実かどうかなんて、調べようがありませんから、最悪の場合にはそれが理由で不採用になることもあるのです。

このようなトラブルから身を守るためには、やはり転職活動をしている事実は伏せておいたほうがいいでしょうね。
転職活動には、徹底した戦略が大事。
とくに外資系企業は実力勝負の世界ですから、自分にとって不利になる要素を作らないように、賢く行動することが欠かせないのです。