転職が決まったら
外資系企業に転職が決まり、それが現在の職場の人たちにも伝わったとき、もしかしたら周囲から妬まれることがあるかもしれません。
今までの職場があまり条件のよくない環境であればなおさらです。
自分の能力を生かしてより条件の良い職場へ、つまり、お給料もその分たくさんもらえる会社へ羽ばたいていくとなれば、やっかむ人は必ず出てくるものです。
そのようなとき、どう対応するのがベストなのでしょうか?
嫉妬している相手が直接イヤミなどを言ってくる場合、何か言い返してやりたいという気持ちになる人も多いかもしれません。とくに、それまであまり仲が良くなかった同僚や、日頃から衝突の多かった上司であれば、「やめる前にがつんと言ってやりたい」という衝動に駆られるかもしれません。
転職するという話が周囲にも広まる時期ですから、退職まで数ヶ月といったところでしょう。
その相手とけんかをして、多少気まずくなったとしても、その程度の期間であれば平気だし、今までの憂さを晴らしてからやめた方が爽快に決まっている・・・
もしそう考えるなら、少し立ち止まって想像してみてください。
果たして本当に、その相手とは転職によって縁が切れるのでしょうか?世の中は狭いものです。
もしかしたら、あなたの転職先と今の会社が何らかの形でつながりをもつことになる場合もあるのです。
相手がお客様になる場合を考えて
その相手も別の会社に転職し、その会社があなたの転職先の取引先・・・といったケースも考えられます。
「そんなこと、めったにないでしょ」と思っていると、その”めったにない”ことが起きてしまうのが世の中の不思議。油断はできません。
けんかをしたまま退職して、将来そのような気まずい状況に陥ることを避けるためには、もし妬まれても軽く受け流すのが一番です。
いやな気分かもしれませんが、それもあと数ヶ月の我慢です。
トラブるなく辞めて、気分を切り替えて新しい職場でのスタートを切れば良いのです。
もう一つやっかいなのが、陰でこそこそ悪口を言う人。
これは、周囲を巻き込むという点で直接イヤミを言ってくる輩よりもタチが悪いですよね。
もしかしたら、その人に悪い噂を流され、それに影響された他の人からも悪く思われる・・・といった状況が起きてしまうかもしれません。
しかし、あなたは不正をはたらいて転職をしたわけではないし、悪いことをして会社を辞めるわけでもありません。
何も気にせず、堂々としていればいいんですよ。