学生のために作られたSNS
Facebookは、言わずと知れた世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスです。
フェイスブックが世界的に広がったのは、まだそんなに昔の話ではありません。
2004年に、アメリカのハーバード大学の学生、マーク・ザッカーバーグが作ったシステムで、最初は学生のためのサービスでした。
その後、一般の人にも広がりはじめ、日本では2008年からサービスが開始されました。
Facebookが広まった理由
Facebookがここまで広がった理由には、Facebookが「実名制」をとっているという点にあります。
それまでのインターネットというのは、匿名で利用されるのが一般的でした。
それゆえ、「ネットの情報は信頼できない」といわれ、個人レベルでの人脈づくりやビジネスとして、あるいは、企業と消費者をつなぐ方法として使われることはあまりなかったようです。
それが、実名での登録を義務づけたFacebookによって、かわり始めたのです。
そして現在では、ビジネスや就職活動にFacebookを使うのは当たり前、企業はFacebookページを持っているのが普通、といった状況になってきました。
そんな、「世の中を変えた」といっても過言ではないFacebookですが、次々と新しいことをはじめている企業であるだけに、そのオフィスも自由でのびのびとしたものであるようです。アメリカ本部のFacebookについてはかなり有名ですが、オフィスがユニークなのはアメリカの本社だけではありません。
それは、アメリカのFacebook本社だけでなく、日本法人でも同じなのだとか。
Facebookの日本オフィスのエントランスは、まるで家具のショールームかなにかのような清潔で明るい空間で、社員が自由に食べることのできる食品が冷蔵庫に用意されているなど、そこで働く人がコミュニケーションをとりながら自由に話し合えるような空間となっています。
本社との打ち合わせは、毎週、ビデオを通して行われ、たくさんの書籍が用意されているなど、新しい発想を広げていくことができるような空間となっているのです。
Facebookのような企業には、新しいことをやりたい、世の中を変えたい、という人にとってはやりがいのある職場でしょう。
最近は、広告やモバイルといった新しい分野にもチャレンジしているFacebook。
今後どのような変化をしていくのか楽しみでもあります。