日産自動車

日本の外資系企業の代表である日産自動車

新卒・中途ともに一定の採用数があるようです。職種も多数あり、エンジニアや研究開発、品質管理からマーケティングまで、自分の得意分野で外資系就職をめざすことができます。

社長のカルロス・ゴーンはブラジル生まれのフランス育ちで、5か国語を話すそうです。
日産の社長に就いたのは1999年。当時2兆円あった負債を5年でゼロにして、日産を立て直したすご腕の経営者です。
カルロス氏自身が大の車好きで、自ら運転をすることも多いそうなので、そのような製品に対する愛情が、すばらしい経営にもつながっているのかもしれませんね。

業界大手の日産が経営不振に陥った理由は、高級車の低迷だったそうです。
1980年代の後半、日産はバブルの波に乗ってたくさんの新型車を発売しました。それらは当時の最新技術がふんだんに盛り込まれ、デザインにも優れていたため、とても高い評価を受けたそうです。

しかし90年代に入ると、ご存じのとおりバブルの崩壊が起きます。これは高級車の多かった当時の日産としては、大変大きな打撃だったようです。
販売戦略に弱く、社会情勢に合わせた方向転換がスムーズにできなかったこと、組合運動によってリストラをすすめられなかったことも影響して、2兆円の負債を抱える結果となってしまったのでした。

そのような状況から、見事に日産をよみがえらせたカルロス氏は本当にすごいですよね。
このような人のもとで働くことができれば、自分自身のキャリアに大きなプラスとなるでしょう。

外国語はある程度話せるように

日産社内では、フランス語や英語が使われることも多いそうです。
ペラペラである必要はないかもしれませんが、外資系を目指すならばやはり、ある程度の外国語の知識を持っていた方が有利になるでしょうね。
通訳を通さずに直接意思疎通できれば仕事もスムーズです。
「言葉が話せる」というだけで、周囲の人より上司の信頼を得やすくなるかもしれません。

とはいえ、日産への就職を目指そうと決めてからフランス語の勉強を始めるのでは遅いと感じるかもしれません。
でも、あきらめて何も勉強しないのは、一番よくありません。
例え少しだけでもフランス語の基礎を学び、「今、勉強を始めたところです」と心意気を伝えてみてはいかがでしょうか?

日産の魅力はなんといっても、自動車業界の最前線に立てることでしょう。
どの部署であっても、最新の自動車技術がすぐ身近にあり、日々新しい情報に触れながら仕事ができるのは大きな恩恵です。

もっと自分の能力を発揮したい、スキルを磨いて、より高いところへ行きたいと考える人には最適な企業かもしれません。