音楽業界の外資系

音楽業界を支える有名企業の中にも、外資系企業があることをご存知でしょうか。
その中でも特に知名度の高い2社をご紹介しますね。

タワーレコード

タワーレコードはアメリカ発祥の外資系企業。
ごぞんじのとおり、CD販売の大手チェーン店です。
日本にタワーレコードが初めてできたのは1981年。

当時はまだCDがなかったので、販売されていたのは店名のとおり、アナログレコードでした。
第一号店は北海道の札幌につくられ、その後福岡や神戸、大阪、金沢などに直営店が、そして全国各地にフランチャイズ店が広がり始めました。

しかしその後、本家アメリカのタワーレコードが経営不振におちいったことで、アメリカの法人から独立します。
現在はドコモやセブンアンドアイホールディングスが株式を持って運営されています。

タワーレコードで最も有名なのは渋谷店でしょう。この店舗はビルは丸ごと全フロア、タワーレコードの店舗になっています。実はこれは、渋谷店だけ。他の店舗では、ビルのいくつかのフロアを借りて運営されているそうです。

タワーレコードのキャッチコピーは「NO MUSIC, NO LIFE.」
つまり、音楽が生活には欠かせないということです。その信念に支えられ、全国に広がり続けたタワーレコード。
時代が変わって、レコード店に足を運ばなくても音楽を手に入れることができるようになった今でも、タワーレコードの人気はしっかりと続いています。

ユニバーサルミュージック

同じ音楽業界で、CDなどのディスクを製作する側でも、外資系は活躍しています。
「ユニバーサルミュージック」は、外資系トップクラスの人気企業。
フランスの「ヴィヴェンディ」という会社が運営しており、大手レコード会社の一つです。
所属しているアーチストは。CHAGE&ASKAやスピッツ、福山雅治など人気者ばかり。

また、海外のアーチストの日本版CDも多く発売しています。
日本以外にもカナダやオーストラリア、イタリア、ロシアなどたくさんの国で事業展開しているので、それらの国のアーチスト情報を持っていることも強みです。

タワーレコードとユニバーサルミュージック。
どちらも誰もが名前を聞いたことのある有名企業ですが、いずれも外資系に由来しています。
音楽業界を支えている企業の中にも、このような形で外資系のパワーが入っているのですね。